なんでも担当のKです。春の多忙なシーズンが始まってしまい早速時間が足りません。
センペルビウム・テクトラム '百恵' (Sempervivum tectorum 'Oddity')
比較的強健で有名な筒葉?品種です。弊社で出荷するセットにたまに入っています。筒葉の芸は安定していますが、たくさん育てているとたまに普通の平たい葉の株に戻ってしまったりします。普通に戻った株はなるほどテクトラムの一系統っぽいものに見えます。
S. 'グリッグズサプライズ' (Sempervivum calcareum 'Grigg's Surprise')
これも原種系と言われています。育ちは遅く小型なので一般流通には乗りにくいですが、丈夫な品種です。弊社では通常出荷はしていませんで、おそらく将来もしないと思います。これが先祖返りをしたのはまだ見た事がありません。
S. 'フェイム・モンスト' (Sempervivum tectorum 'Fame Monstrose')
みんな大好きフェイム・モンスト。触ると質感は硬く、育ちは遅く、子吹きも少なく、いかにも趣味家さんが好みそうな容姿と性質です。目は引きますね。キモチワルイと言われるかもしれないあたりがこの品種の商品性を物語っています。安定した増殖に向けてはまだまだ品種特性を把握できていません。難しいです。
S. 'レッドオディティ' (Sepmervivum 'Red Oddity')
元々は日本で出た品種だとか、北米で古くから栽培されている品種だとか、複数説読んだ気がします。正確な由来をご存知の方はお知らせ頂けると嬉しいです。国内ではまだあまり流通はしていないようですが性格は素直なので時間の問題かもしれません。
S. 'レッドオディティ・クレスト' (Sempervivum 'Red Oddity Crested')
上の'Red Oddity'は時にに帯化する事があり、こうなります。センペルビウムの品種の中にはたくさん育てていると生長点や花が綴れやすいものがいくつかありますが、いわゆる'Oddity'がそうなった所は見た事がないのは面白いです。
S. 'ワーリーギグ' (Sempervivum 'Whirligig')
「風車」とかそんな意味の品種名ですか。常にこんなモンストの葉を展開する訳ではないのですが、今はこんな顔になっていました。'ワーリーギグ'はかなり表情が豊かで常に芽変わりを繰り返すように育ちます。3ヶ月後にはまた違う顔になっていると思います。
S. 'ワーリーギグ・クレスト’ (Sempervivum 'Whirligig Crested')
あとこやつは小型でよく綴れます。
今回は以上です。
昨日少しプレミアの付いた多肉洋書を買ってしまったので、その到着を心待ちにしつつ今週はこれから出張に出ます。
それでは次回までさようなら。
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