エケベリア 'トップシー タービー' (Echeveria runyonii 'Topsy Turvy')
日本では個性が強すぎるのか人気が今一つなクルエケ品種。これは純系ルンヨニー(原種)の変異個体が自生地で採集されたものだっていう話を読んだ覚えがありますがどこで読んだのか忘れた(笑)。ジャーナルだったような気も。文献ご存知の方はご教示下さい。
国内では誤ってトップスプレンダーとかスプレンダーとか呼ばれている事もありますがそれはご愛嬌です。品種名ではなく商品名ってやつです。
X グラプトベリア 'トップシーデビー' (X Graptoveria 'Topsy Debbi')
比較的最近国内で作出された筒葉の品種。デビーからの枝変わりだそうで、正直よく増やしたなぁと感嘆しました。もし自分がこれ見つけてたらどうせ固定しないだろうと思って拾っていなかったと思います。食虫植物のムシトリスミレでもたまにこんな葉が出ますが、残念ながら固定しませんし。ちなみにこちらはしっかりと固定しているそうです。
エケベリア 'イーグルウィングズ' (Echeveria 'Eagle Wings')
白く粉を吹いた新葉が反り返るのが特徴の美白品種。これは良い名前ですね。イーグルが翼を広げた姿が目に浮かびます。ぜひ大株に育てて葉数を重ねて行きたい所。
しばらく前になりますが、小倉南区の平田ナーセリーで一番上の写真にあるエケベリア トップシータービー の様な株を見ました。1鉢だけですが。寄せ植えには適しているような気もします。
食虫派なのでわかりませんが、栽培しやすいのに人気が無いのは、消費者に元から植物を栽培する習慣が無いからだと思います。小学校や中学校に多肉や食虫の写真を展示できれば、興味を持つ者も多いと思うのです(生態系、物質循環、環境問題といったオブラートに包んで)。はるか昔、西小倉小学校の職員室の前には熱帯魚がいました。同じように世界中の植物が展示されていたら興味を持つ生徒もいるはずです。
ただ、これには学校の先生方の知識が問われ、園芸家による教育が必要でしょう。私は大学の農学部を出ましたが、同級生に園芸をやっている者は皆無でした。
狭くてもできる園芸がある事を知ってほしいです。
投稿情報: melancholy は黒胆汁 | 2010-03-13 07:28