某方からお問い合わせを頂きましたのでご説明申し上げます。御注文を頂けるかどうかはわかりませんが。
「吹上」↓というのはアガベ・ストリクタ(Agave stricta)の和名です。
これは株幅30cmくらいの良い個体。
吹上はメキシコ原産のリュウゼツラン科(流行の分類だとキジカクシ科になりますか)の植物で、細い葉が数多く展開して幾何学的な印象を帯びてくるとその良さが伝わります。性質は強健で、比較的寒さに強く関東以西であれば周年屋外で管理ができます。暖地では地植え管理も可能ですが他の多くのアガベと同じく過湿には若干弱いので、盛土をされるか水はけ良く土を少し改良すると良いかと存じます。日照は必要です。
「吹上 'ナナ'」 (Agave stricta 'Nana')
吹上の矮性品種です。上は12cm径の鉢、下は7.5cm径のポットに植わっていますが、株自体は大きくなると幅20cm程度にはなります。フツウの吹上に比べ葉が若干柔らかく、性質的にはインドアでの管理に向く感じもします。小鉢で管理すると小型のままでいてくれるので愛着もわきます。寒さには若干弱めですが霜にさえあたらなければ戸外でも大丈夫。
↑日本で古くから栄養繁殖されている品種。基本種と比べると若干小型ですが葉は'ナナ'に比べてかなり硬く、色も緑が深いです。全体的にシャープな印象の吹上です。
↑弊社オリジナル系統。葉は硬いです。ここまで小型のまま葉が展開するのはちょっと特別。
誰ですか全部同じに見えるとか言ってる人は!その通りなんですけど!
・・・最近アガベの人気もかなり落ち着いてきたので栽培しやすい限りです。自分が商品性を見極める前に売られてしまうと結構モチベーションが下がるものです。
これから豆吹上を飼育したいと思っているものです。こちらは葉全体が元気がなくなって茶色くなってきたり、先端が茶色くなったりした場合はユッカのロストラータのように剪定していっても大丈夫なのでしょうか?
投稿情報: ヨシ | 2023-02-19 14:05